柔道整復師とは?
道具や薬を使わず、骨折・脱臼の応急処置や打撲・捻挫・挫傷の治療を行う、国家資格を有する仕事です。日本古来の整復術に、東洋医学と西洋医学を融合させた日本独自の整復術によって、「人の自然治癒力」を最大限に引き出し、根本治療を目指します。医療系国家資格のなかで、医師と同様に独立開業が認められています。
医療系国家資格である「柔道整復師」
地域における接骨院や整骨院開院による独立開業はもちろんのこと、対象者の様々な状況や状態に関わることができる医療系国家資格です。よって、病院やクリニック、整形外科領域における医療機関での活躍も期待されています。骨折・脱臼の方へ対する手当のみならず、身体の「バランス」をトータル的にサポートすることができる資格です。
KMSが育成する柔道整復師
KMSでは、柔道整復師の国家資格試験合格への確かなカリキュラムとともに、時代に求められている人財の育成に力を注いでいます。超高齢社会で力を発揮できるとともに、人々の健康のために社会貢献できる柔道整復師を育成するために医療とスポーツの資格・認定を充実させています。
就職について
■有資格者数数(平成26年度 公益財団法人柔道整復研修試験財団)
柔道整復師
87,899人
平成29年度柔道整復師 国家試験合格率
95.1%
※全国平均 58.4%
■活躍できるフィールド
整骨院
病院
フィットネスクラブ
プロスポーツチーム
接骨院
診療所
福祉施設
スポーツジム
独立開業 : 柔道整復師は開業権も与えられた、国が認める医療系国家資格です。
■平均初任給(柔道整復師の場合)
18万円〜23万円以上【当校卒業生実績】
国家試験合格後、接骨院・整骨院に就職した場合は、研修期間を経て患者さんの施術に入るかたちが一般的です。施術所や業務内容により給与体系は異なりますが、研修期間が終わると給与体系も少しずつ変わってきます。
■就職率
平成28年度柔道整復学科卒業生の就職率 100%
6つの特徴
全国レベルの国家試験合格率
平成29年度国家試験の合格率が、全国平均58.4%に対して、95.1%の合格率を誇ります。国家試験対策の目標は、もちろん全員合格。3年次では授業以外での特別講義と補講で、学生1人ひとりの習熟度にあわせて対策と指導を行い、確実なレベルアップを図り合格へと導いています。他校からの編入もあるほど、KMSの国家試験対策は高い評価を得ています。
社会で活躍できる柔道整復師を育成
国家試験を活かすには、現場で柔道整復師として仕事ができることが最も大事です。KMSでは、第一線で活躍している現役の治療家が講師陣として揃い、教科書では伝わらない実際の現場で必要なスキルを指導しています。例えば、実際の患者さんとのやり取りを踏まえた診察方法や、カルテの記入方法など、全ては現場経験から引き出された信頼の高い内容ばかりです。
トレーナー経験豊富な講師陣
KMS柔道整復学科には、スポーツ現場でトレーナー活動をしている教員もいます。柔道整復師に必要な知識や技術を教えてくれるだけでなく、スポーツ現場での柔道整復師の必要性もリアルに教えてくれます。更に、本校卒業生である教員もいるため、学生目線で“難しいと感じる内容”をより!“わかりやすく”授業してくれます。
人間力+現場力
国家試験で必要な柔道実技を身につけるだけでなく、柔道の技を通して相手を思いやる心も育てます。また、試合に出向き、脱臼や骨折等の応急手当の現場を見学し、実践を学びます。
本格的な部活動柔道部
2015年8月に行われた「第48回公益社会団法人全国柔道整復学校協会柔道大会」では、男子チームが2部優勝、女子チーム1部3位と輝かしい成績を収めました。今後は海外遠征や国際試合参加なども見据えた本格的に活動していきます。
楽しく身に付く人気授業
柔道整復理論/包帯実技/一般臨床医学
柔道整復師の業務内容に関するケガの原因や発生状況などからケガの治療過程までを理論的に勉強するため、職場に直接活きてくる授業となります。
■施設紹介
附属治療院
ここでは、実技実習を学ぶだけではなく、実際に患者さんが来られたことを想定して、対応できるためのコミュニケーションも学びます。
普通教室
身体に大切な知識を得るための学びのステージ。この教室で資格取得や実践をする為の授業を行います。
実習室
実践に大切な知識や技術を学び実習教室。ここで幅広い内容を学び、様々な経験を積むことにより実践力を身につけます。
- 勉強は難しくないですか?
- KMSは気兼ねなく先生に質問できる環境なので心配ないです。授業でわからない事があれば、先生に質問して、その日の内に理解できます。
- 柔道の経験がないですが、大丈夫ですか?
- 心配ないです。柔道の授業の目的は、全員が競技に出るのではなく、柔道整復師として必要な礼法や身体の使い方を学ぶ事です。
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教育内容 |
授業科目 |
基礎分野 |
・科学的思考の基盤人間と生活 |
・科学 ・保健体育理論 ・保健体育演習 ・外国語 |
専門基礎分野 |
・人体の構造と機能 |
・解剖学 ・生理学 ・運動学 ・運動生理学 |
・疾病と障害 |
・病理学概論 ・一般臨床医学 ・外科学概論
・整形外科学 ・リハビリテーション医学 |
・柔道整復術の適応 |
・整形外科学 |
・保健医療福祉と柔道整復の理念 |
・関係法規 ・職業理論と法律 ・衛生・公衆衛生学 ・医学史 ・保健体育実技 |
・社会保障制度 |
・医療福祉制度 |
専門分野 |
・基礎柔道整復学 |
・骨折総論 ・脱臼総論 ・軟部組織損傷総論 ・軟部組織損傷各論
・固定法総論 ・治療法総論 ・基礎柔道整復学 |
・臨床柔道整復学 |
・頭部・体幹・上肢帯の骨折 ・上腕の骨折 ・前腕・手部の骨折
・下肢の骨折 ・上肢の脱臼 ・下肢の脱臼 ・臨床 ・総合柔道整復学 |
・柔道整復実技 |
・柔整実技(基礎固定) ・柔整実技(総合) ・柔整実技(骨折) ・柔整実技(脱臼)
・柔整実技(軟損) ・臨床実習 |
入学
1年
人の体の成り立ちや働きなどの基礎知識、包帯の巻き方などの実践基礎
2年
様々な怪我や病気についての学習と怪我に対する治療法
3年
実践的な実技実習復習を行いながら、さらに怪我の対処法について学習
国家試験受験
柔道整復師
学科 |
コース |
募集定員 |
修業年限 |
授業時間 |
柔道整復学科 |
昼間 Ⅰ部 |
60名 |
3年 |
月曜日〜金曜日
9:30〜12:40
※月に数回土日の授業があります
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昼間 Ⅱ部 |
30名 |
月曜日〜金曜日
13:30〜16:40
※月に数回土日の授業があります |
指導だけでなく教育と
より深い知識を学ぶ事ができます。
国家資格取得の為の知識ももちろんですが、保健体育や様々な実習を通したオリジナルのカリキュラムから、柔道整復学の専門分野まで、より深い知識を学ぶ事ができます。
また授業時間帯も昼間Ⅰ部・昼間Ⅱ部とあるのでダブルスクールや働きながら学ぶなど、生活スタイルに合わせた学習も可能です。
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