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2016.6.26セミナー報告
第18回セミナーレポート

【テーマ】 運動器の診かた PartⅡ 〜脊柱機能を探る〜

【日 時】 平成28年5月21〜22日

【講 師】 礒脇 雄一 先生(溝口整形外科)

【参加者】 30名

【報 告】

一日目は、先生が臨床において何を大事にしているのかという考えの説明から入りました。
誰もが、「すごい!!」と言われているような先生になりたいと一度は思ったことがあるかもしれませんが、そのままなれるわけではありません。同じことをしているように見えたとしても、出している結果は異なっています。それは地域性や見ている患者さんの違いなどありますが、自ら患者さんのことを考えることの大事さが最も大事であることを冒頭に話していただきました。

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受講生の方々も方法論ではなく、どのように目の前の患者さんと向き合うか?という根幹の部分を見つめ直すきっかけになった

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・経験に裏打ちされた知識

・情報を捉え、それを基に考える能力

・メタ認知

次に、これらをkey wordにどのように進めていくのか説明を実際の臨床を照らし合わせて行っていただきました。
そしてその上で、specialistとprofessionalの大事さについて。
どちらかが大事というわけではなく、両方ともに必要になるということを再認識させていただきました。

例えば、黄色靭帯について…解剖学的な視点から性質を考え、どのように臨床に落とし込めば良いのか説明していだたきました。特に椎間関節での靭帯の挟み込みを防止するということを知り、個人的には大変勉強になりました。

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2日目は、姿勢制御の話から入りました。
世界中で言われている徒手療法の情報から、先生が大事に思っていることまで。
人体にどのような力が働いているのか…
続いて、脊柱の中で頸椎の動きをどう捉えていくのか先生の臨床、そしてアメリカで今行っている研究の結果から最新の知見を教えていただきました。

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そして、椎骨動脈の圧迫テストの実技。
理学療法士としてリスク管理をした上で頸椎を見ていく重要性に関して説明していただきました。

午後からは腰椎の実技。
腰椎の回旋要素に関しての説明や、実際に動作の中でどのように捉えるのか動きの質を中心に講義して頂きました。
その中でも、治療の方向性を確かめないと知見と違うことがあると実際に寛骨、仙骨の徒手誘導で、実技を交え説明していただきました。

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たくさんの知識の中で何を選択していくべきか、そのヒントが講義の中に散りばめられていました。
臨床家は、目の前の患者さんの砦となるべきで、セラピストが諦めれば、患者さんの希望は無くなるという言葉が心に突き刺さりました。実際に臨床の中で、先生が知識の中で考えているからこそ、言える言葉であると思いました。

(文責:スタッフ 佐々木宏幸)

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