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九州医療スポーツ専門学校
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2015.12.20セミナー報告
第13回 MNS Holdings seminar 報告

【テーマ】運動器の診かた〜体感する徒手療法編 Part1〜

【日 時】平成27年12月19-20日

【講 師】礒脇 雄一先生(溝口整形外科 理学療法士)

【参加者】36名

【報 告】

今回のセミナーでは鹿児島県の溝口整形外科より礒脇雄一先生をお招きして「運動器の診かた」について講義いただきました.3回シリーズの第1回目は受講生に”体感”いただくことをメインに,徒手療法の原理・原則について伝えていただきました.知識としての情報だけでなく,どのような刺激を?どの程度?どういう方向に?といったライブでしか体感できないものを受講生には体験していただきました.

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また,方法(治療)に特化した内容だけでなく,今回のPart1の中では医療の中での理学療法士の役割,医師との関係のあり方,患者さんとの向き合い方など,根本の部分で必要な要素についても礒脇先生の体験談をもとに伝えていただきました.臨床の現場で20年間実践しているセラピストの言葉にはとても重みを感じました.

 

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2日目は腰痛,膝痛,肩痛など,実際に症状がある方を患者役として,3人一組で評価・治療の実践を行っていきました.問診,姿勢観察,動作観察,修正後の症状の変化…など,それぞれのグループで患者役 に対して行った評価・治療に,講師の礒脇先生であればどのような視点で評価・治療を行っていくのか?ということをデモで提示いただきました.臨床で多くの 経験を培い,多角的な視点と介入の手段を持っている礒脇先生だからこそできる内容だと思います.

 

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「患者が求めていることにシンプルに応える」

セラピストとして当たり前のことを当たり前に実践する.礒脇先生が積み重ねてきた努力や想いが根本にあるからこそ,患者の求めることに応えられるだけの力を養えるのだと感じました.自身の「解釈」で評価・治療を推し進めるのではなく,客観的に自分を見続けることが結果として対患者との関係においても「事実」を「事実」として認識できる力が養えるのだというメッセージもいただきました.

 

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診療中にメモを取る,カルテにはその日の所見を必ず記載する…など,面倒な作業でも続けて実践することで,それが自分の力となること,患者の日々の変化から事実をあぶり出すことが出来るようになるということを実践例を交えてお話いただきました.

セラピストとして患者が求めていることに応えられるようになるためには,「近道」がないこと,「終わり」がないことを改めて知り,そんな「想い」の部分でも力をいただいた2日間になりました.

 

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全国を飛び回って講演活動(社会活動)をされている礒脇先生ですが,セミナーの内容もさることながら,個人的には明日からの臨床で「やってやろう!!」という気持ちをもらえることに礒脇先生の人気の秘密があるのだと感じました.礒脇先生が積み重ねてきた20年の経験を一回のセミナーを受講してすぐに体現できるようになるわけではないのですが,「想い」の部分ではすぐにでも実践(模倣)できることがあることを受講生の皆さんも感じたようです.

来年5月21-22日にはPart2を,9月10-11日にはPart3を開催予定です.より局所に絞った内容でお伝えいただく予定ですので,Part1 に参加できなかった方もぜひご参加ください.臨床のヒントとともに礒脇先生が臨床と向き合うパワーも与えてくれますよ!

(文責:田中 創)

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