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九州医療スポーツ専門学校
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2016.8.3セミナー報告
第20回セミナーレポート

【テーマ】 胸郭の機能障害に対する評価と治療~実践編~

【日 時】 平成28年7月31日

【講 師】 城内 若菜 先生(成尾整形外科病院) 梅田 泰光 先生(筑後市立病院)

【参加者】 40名

【報 告】

今回のセミナーでは,城内先生と梅田先生に「胸郭の機能障害に対する評価と治療」について講義・実技を行っていただきました.お二人には,前回同じテーマにて「講義編」として座学を中心にお話していただきましたが,今回はその「実践編」ということで実技を中心に行っていただきました.

城内1

前半は城内先生より胸郭の「評価」について講義を行っていただきました.講義は問診の重要性から展開されました.今,目の前にいる患者さんが求めていることが,理学療法で改善・支援できるのか?また,理学療法の対象であるのかを医療の枠組みで働く理学療法士・作業療法士であるからこそ適切に判断することの重要性があることを伝えていただきました.疾患によっては理学療法を実施することで症状を悪化させてしまうリスクもあるのが医療の現場です.脊椎専門の病院で経験を培われている城内先生だからこそ響く言葉でした.

城内2

そして,セラピストが評価を進める上で重要なのが,患者さんにとって意味のある運動課題が何であるか?を問診の中から見出し,その課題に沿って評価を進めていくことであると伝えていただきました.

評価の実技では2人1組となり,肋骨の前方回旋や後方回旋,リングのシフトなど,静的・動的な中での胸郭の動きについて確認していきました.動きの評価から症状の要因が筋・筋膜由来であるのか?関節由来であるのか?…問題点を絞り込んでいくプロセスをケースを交えながら紹介いただきました.大変分かりやすい講義と実技で翌日からの臨床のイメージが大きく膨らむ時間となりました.

城内3

午前中の城内先生の話を踏まえて,午後は梅田先生より胸郭の「治療」について講義・実技を行っていただいきました.

梅田3

胸郭単体の評価・治療は重要であるものの,他部位との関連性の中から胸郭に影響する因子や胸郭が他部位に与えている影響を見出していくことにその本質があることを伝えていただきました.

梅田1

今回は胸郭の局所の治療実技がメインで,他部位に関する治療はデモストレーションのみの紹介となりましたが,臨床に活かせるエッセンスを多く伝えていただきました.

梅田2

全2回のセミナーを通して「胸郭」に対する知識を深めることができ,臨床での選択肢も増えたのではないかと思います.「胸郭」という視点が増えたことで患者さんを多角的に診ることができ,今まで見逃してきた事に気づくキッカケになるセミナーだったと思います.講師の城内先生・梅田先生,ありがとうございました.

(文:スタッフ 杉山)

2016.7.14セミナー報告
第19回セミナーレポート

【テーマ】 クリニカルリーズニングと運動器理学療法~臨床思考の再考〜

【日 時】 平成28年6月26日

【講 師】 常盤 直孝 先生(川越整形外科)

【参加者】 45名

【報 告】

午前中は常盤先生の臨床に対する考え方から始まりました。

理学療法のphilosophyとして運動パターンを変化させて身体活動をコントロールしながら症状改善に導く運動と身体活動修飾性治療であるということ、まさに日頃行っている治療を表していると感じました。

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最近はEBPTが求められていますが、10人中1人がよくならなくてもエビデンスが高い治療だから大丈夫とはなりません。

エビデンスを押し付けるわけではなく、大事なのは臨床における観察と患者さんの中にある価値観であるという言葉は受講生にとっても胸に突き刺さる言葉だったのではないのでしょうか。

科学の本質は再現可能な現象を自然界から抜き出し、統計的に究明していくという学問であり、理学療法の多くは未科学な分野である。

科学的に思われていることは実は真理ではないという前提を忘れがちになりますが、その情報を偏ることなく患者さんの身体に何が起こっているのか問う姿勢が大事であると再認識しました。

その上でクリニカルリーズニングモデルを中心に説明していただきました。

自分が立てた仮説を押し付けてはダメ、エビデンスが高くても治らなければ意味がない。わかっていることですが、ついつい自分が行った治療はいいと思い込んでしまうことがあります。

それに気付いて臨床思考を客観的に見ることができるかどうか、とても大事なポイントです。

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昼からは実技をふまえて、人の身体は左右対称ではないということから仙腸関節について常盤先生なりの見解でデモンストレーションを行っていただきました。

臨床において出来るだけ、錯覚を除外して評価するポイントも日頃のセラピーを考えるきっかけになったと思います。

そして膝OAを例に膝の局所についての説明。

姿勢制御における運動の質をどのように見ていくのか、実際に実技の中で教えていただきました。

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内側膝蓋支帯の圧痛所見が即座に変化することに関してわかりやすく説明、受講生も明日からの臨床において膝の認識が変わったことと思います。

講義を通して先生の目の前の患者さんから訴えを読み取り、自分の知識を当てはめずに、考えて考えて行っていることが伝わってきました。

 

(文責:スタッフ佐々木)

 

2016.7.11セミナー報告
発達障害と不器用さ~イントロダクション~

【テーマ】 発達障害と不器用さ~相互の行動変容に向けて~

【日 時】 平成28年7月10日

【講 師】 中尾 繁樹 先生(関西国際大学)

【参加者】 42名

【報 告】

昨年度に引き続き「発達障害と不器用さ~相互の行動変容に向けて~」をテーマに関西国際大学 教育学部教育福祉学科 教授 中尾 繁樹先生をお招きしてセミナーがいよいよ始まりました.本日は,全7回シリーズに先立ちましてイントロダクションとして開催しました.

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本日のセミナーでは子どもの発達過程や特性について,解剖学や運動学を交えて専門的な視点ではありますが,受講者の皆さんにわかりやすく解説していただきました.前半は子どもの発達を診るうえで,目に見えているものだけではなく目に見えていないものをどのように解釈していくか,また子どもの運動において“不器用さ”の背景がどこにあるのか.静的な姿勢や動的な運動を観察することの重要性や,子どもが運動をするために必要な脳における感覚処理能力の診方について実際にシミュレーションをして体感しながら,子どもの発達過程を多面的に診るための視点を学びました.

 

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そして後半は,子ども達に携わることの多い受講者の皆さんに経験のある「体がシャキッとしない子(低緊張)」「動きを止められない子」「なんだかギコチナイ動きの子(運動企画が未熟)」など,そのような動きになる要因についても中尾先生の豊富なご経験から見出された最近の子ども達の共通点(様子)をご教授頂きました.

 

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次回は「発達障害~発達障害を理解する~」をテーマに発達障害への理解を深めて参ります.本日のセミナーにてご教授頂いた発達障害の“早期発見”“早期防止”についても更に触れていただけることと思います.ご期待ください.

本日は多くの方々にご参加いただきまして誠にありがとうございました.

 

(文責:永野忍)

2016.6.26セミナー報告
第18回セミナーレポート

【テーマ】 運動器の診かた PartⅡ 〜脊柱機能を探る〜

【日 時】 平成28年5月21〜22日

【講 師】 礒脇 雄一 先生(溝口整形外科)

【参加者】 30名

【報 告】

一日目は、先生が臨床において何を大事にしているのかという考えの説明から入りました。
誰もが、「すごい!!」と言われているような先生になりたいと一度は思ったことがあるかもしれませんが、そのままなれるわけではありません。同じことをしているように見えたとしても、出している結果は異なっています。それは地域性や見ている患者さんの違いなどありますが、自ら患者さんのことを考えることの大事さが最も大事であることを冒頭に話していただきました。

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受講生の方々も方法論ではなく、どのように目の前の患者さんと向き合うか?という根幹の部分を見つめ直すきっかけになった

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・経験に裏打ちされた知識

・情報を捉え、それを基に考える能力

・メタ認知

次に、これらをkey wordにどのように進めていくのか説明を実際の臨床を照らし合わせて行っていただきました。
そしてその上で、specialistとprofessionalの大事さについて。
どちらかが大事というわけではなく、両方ともに必要になるということを再認識させていただきました。

例えば、黄色靭帯について…解剖学的な視点から性質を考え、どのように臨床に落とし込めば良いのか説明していだたきました。特に椎間関節での靭帯の挟み込みを防止するということを知り、個人的には大変勉強になりました。

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2日目は、姿勢制御の話から入りました。
世界中で言われている徒手療法の情報から、先生が大事に思っていることまで。
人体にどのような力が働いているのか…
続いて、脊柱の中で頸椎の動きをどう捉えていくのか先生の臨床、そしてアメリカで今行っている研究の結果から最新の知見を教えていただきました。

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そして、椎骨動脈の圧迫テストの実技。
理学療法士としてリスク管理をした上で頸椎を見ていく重要性に関して説明していただきました。

午後からは腰椎の実技。
腰椎の回旋要素に関しての説明や、実際に動作の中でどのように捉えるのか動きの質を中心に講義して頂きました。
その中でも、治療の方向性を確かめないと知見と違うことがあると実際に寛骨、仙骨の徒手誘導で、実技を交え説明していただきました。

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たくさんの知識の中で何を選択していくべきか、そのヒントが講義の中に散りばめられていました。
臨床家は、目の前の患者さんの砦となるべきで、セラピストが諦めれば、患者さんの希望は無くなるという言葉が心に突き刺さりました。実際に臨床の中で、先生が知識の中で考えているからこそ、言える言葉であると思いました。

(文責:スタッフ 佐々木宏幸)

2016.3.13セミナー報告
第16回 MNS Holdings seminar 報告

【テーマ】臨床における疼痛治療の最前線〜セラピストが今成すこと,実践を通して〜

【日 時】平成28年3月13日

【講 師】比嘉 竜二 先生(柴田病院 リハビリテーション部 理学療法士)

【参加者】42名

【報 告】

MNS Holdings seminarも今回で16回目となりました。

次回からは九州医療スポーツ専門学校の校舎が移転するため,本校舎で行うセミナーはこれが最後となります。本校舎最後のセミナーに講師としてお越しいただいたのは柴田病院の比嘉竜二先生です。

沖縄で理学療法士として経験を積まれた後に関西へと移動され,現在は山口県の柴田病院に勤められています。医療機関で23年の経験を積まれたからこその言葉の重みと実践力は流石の一言でした。

 

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臨床で積まれた「経験」をベースに,様々な情報とのつながりを見出されているため,それらを情報の引き出しと持っておく必要性や,偏りなく様々な情報を学ぶ姿勢の必要性を感じました。

 

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情報や知識に左右されることなく,臨床(目の前の患者)で感じたことや得られた結果を真摯に受け入れることが必要であることを教えていただきました。その姿勢を23年間貫いてこられたからこそ,今も時間を惜しまず学びを継続されているのだと思います。

痛みに関わる過去〜最新の多くの情報を提示いただきましたが,臨床で実践するのはとてもシンプルな内容でした。深く考えるが,実践はシンプルに。

 

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「昔の俺が今の自分が言っていることを聞いたら,胡散臭いと思うだろうな〜」

過去の自分をあっさりと否定できるぐらい常に進化し続けている証拠なのだろう…と思いながら聞いていました。

 

多くの情報をいただきましたので資料を見返しながら,臨床での経験と対比させていきたいと思います。

比嘉竜二先生,ありがとうございました。

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