【テーマ】地域包括ケアシステムの中でのリハビリテーション職種の役割 Part Ⅰ
【日 時】平成27年2月9日(月)
【講 師】竹下 真大 先生(すばる代表, 理学療法士)
【参加者】41名
【報 告】
地域包括ケアシステムを理解するためのナイトセミナーとして,5回シリーズの第1回目となる今回はリハビリ訪問看護ステーションすばるの竹下先生をお招きして「地域包括ケアシステム」の成り立ちやシステムの根幹についてお話いただきました.
なぜ,地域包括ケアシステムという制度ができたのか...
地域包括ケアシステムとは何なのか...
その中でセラピストに求められる役割や実践できることは何なのか...
人口動態,要介護(支援)認定者数,高齢世帯数,一人暮らし高齢者の動向,今後の看取りの場所...などなど,これらをkey wordに,具体的な数字を提示していただきながら地域包括ケアシステムが必要になってくる背景について講義いただきました.
後半は2025年に実現を目指す「地域包括ケアシステムの姿」について具体的に説明いただきました.
①住民主体の組織の活用,介護保険制度の役割
②自立支援型マネジメントの徹底
③医療との連携
④介護予防,軽度者
⑤在宅サービスの充実
⑥高齢者住宅の整備確保
⑦施設の有効利用
今回は,地域包括ケアシステムの全体を理解するための講義でしたが,2回目以降はグループワークを通して,実践的な内容の理解に努めていきます.
個人的な見解として,今回の講義のみで地域包括ケアシステムの理解ができたとはとても言い難いですが,そのシステムの理解や重要性について認識することができたことは非常に有益でした.
残りの4回の講義を通して,その理解に努めるとともに,最終的には自身のフィールドや地域に落とし込んでいくことが重要だと感じました.
講義頂いた竹下先生はじめオブザーバーの籾井先生,すばるの瀬尾先生,参加いただいた皆様,ありがとうございました.残りの4回も宜しくお願い致します.
(文責:田中 創)