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第6回セミナー(センスアップセミナー)

【テーマ】センスアップセミナー ブラッシュアップコース

【日 時】平成27年1月17日〜18日

【講 師】山口 光國 先生  (有)セラ・ラボ 代表

【参加者】30名

【報 告】

第6回目となるセミナーは「センスアップセミナーブラッシュアップコース」です.
4回シリーズの年間コースとなっており,北は広島・鳥取から,南は鹿児島からと1年間センスアップを目指して共に学ぶ仲間が30名集まりました.

講師は(有)セラ・ラボの山口光國先生です.

センスアップ①.JPG


臨床(現場)で悩んだ時に考える「何をすればいいか?」ということ.
その時に大切になるのは「自分自身で気付く」ということ.
これもセンス(感性)の一つです.


山口先生からセミナーの冒頭で出た言葉.
「セラピストは,
作業を持って相手との関わりを持ち,
"総合的判断力"を持って自分の置かれている状態を知り,
技術を持って,相手のあるべき姿を導き出す」


"センスアップ"とは,「総合的判断力」を養う場であり,
それは,つまり"適切な判断"を求める旅とも言い換えられます.


その「適切な判断」の元となるのが「判断基準(尺度)」です.
自分が下した判断の "基準" は社会的なもの?自己に向いたもの?他者?...

多くの事象は「自分(にとっての心地よさ)」を基準として考えていることを,
講義やグループワークを通して感じる時間となりました.

センスアップ②.JPG

こういった作業を通して,「自分自身を知る(向き合う)」ことが,
臨床で患者と対峙する時にも,とても重要なものとなってきます.

その関節可動域の改善(治療)は...
参考可動域を目指して?患者の生活の改善のため?愁訴の改善のため?
どこに基準を置いて自分が治療を行っているのか...


センスアップ③.JPG


一つの事象においても様々な因子が相互に関連する.
ある一つの原因だけでそれを解決しようとしない.
ひとつの答えを求めがちな臨床ですが,表出している現象は一部に過ぎないことを
山口先生のデモンストレーションを通して教えていただきました.


偏った価値判断になっていることが悪いわけではなく,
それに気付いて,自分自身で修正することが重要になってきます.
そのための多くの "種" を今回も山口先生からたくさん蒔いていただきました.


山口先生からは次回に向けての「宿題」も出されました.
臨床の中で自分と向き合う作業を実践し,皆さんとは2ヶ月後に再会となります.


センスアップセミナーでは,最終的に受講生の皆さんに症例発表を行っていただきます.
皆さんが1年後どのような発表をされるのか...とても楽しみです!!!


(文責:田中 創)

2015年1月

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