【テーマ】全身から捉えた骨盤帯の評価と治療
【日 時】平成26年11月30日(日)
【講 師】梅田 泰光先生(筑後市立病院)
【参加者】59名
【報 告】
今回のセミナーでは「骨盤帯」に着目して,筑後市立病院の梅田先生に講義・実技を行なっていただきました。骨盤帯をそれ単体ではなく,身体システムの一部と捉えることでよりその評価や治療の意味合いが増すことを伝えて頂きました。
午前中は骨盤帯の解剖学や運動学,基本的な触診について講義・実技を行なっていただき,午後からは課題(実際に問題となる動作)を絞り込んで,その中で骨盤帯の評価を実践していきました。荷重伝達不良が生じている部位はどこなのか?集めた情報に対して修正を加えていき,ポイントとなる部位にどのような変化が出るのか?対象者の動きの辻褄を捉えるための見方や評価手順を丁寧に教えていただくことができました。
梅田先生の講義・実技の後には,それらの情報を実際の臨床ではどのように利用しているのか?という点を森先生よりcase studyを通して発表していただきました。一つの部位を捉えるにしても関連する部位との相互理解を深めていくことが大切であることを学ぶ時間となりました。