【テーマ】明日からすぐに実践できる触診のコツとその臨床応用
【日 時】平成26年8月9日(土)
【講 師】
溝田 丈士 先生(副島整形外科病院 リハビリテーション科 主任 理学療法士)
山浦 誠也 先生(副島整形外科クリニック リハビリテーション科 主任 理学療法士)
【参加者】56名
【報 告】
第1回目となるセミナーでは台風が近づき開催が危ぶまれる中,60名弱の方々にご参加いただき盛大に会を行うことができました。
セラピストの臨床において欠かせない「問診・視診・触診」,これらの中の何れか一つの正確性や再現性が欠けるだけでも評価の妥当性に大きく影響を及ぼすことになります。その中でも今回は「触診」に重きを置き,いま触れている組織が筋腹なのか?腱なのか?それとも神経?靭帯なのか?これらを正確に触診できるようになるためのコツについて講師のお二人に講義・実技を行なって頂きました。
組織の触り分けはもちろんのこと,何を目的として触れるのか?ということを念頭においてその触れ方やその時の圧についても実践していただきました。わずかな刺激で大きな変化が出ることに受講生も驚きを隠せない様子でした。ただ,その一方でその実践が出来るようになるためには,日々の練習と意識が大切なことも認識できました。
今回は講義を中心とした内容となりましたが,今後各論として「上肢」,「下肢」,「体幹」の主な部位を取り上げて実技を中心としたセミナーを開催予定です。次回は10月に上肢の触診の実践を行なっていただきます。